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宮川ダム(みやがわダム)は、三重県多気郡大台町(当時の多気郡大杉村)久豆地内、一級水系宮川本川上流部に建設されたダムである。 == 沿革 == === 暴れ川宮川 === 日本有数の多雨地域として知られる紀伊山地を水源とする宮川は、流域では古来より暴れ川として恐れられていた。宮川の作った谷が深いため、上流・中流域では本流の洪水による被害はあまりなかったが、渡し舟が流されるなどの被害があった。下流域は宮川の土砂が堆積した沖積平野であるため、洪水が起きると被害は甚大であり、古くは大神宮諸雑事記に717年(霊亀3年)8月16日の洪水の記録が残されている。下流域では豊臣秀吉により1592年(文禄元年)に宮川大堤が築かれたことに始まり、江戸時代には幕府が伊勢神宮を管理する目的で設置した山田奉行所による治水工事が行なわれた。江戸時代には神宮式年遷宮に用いるヒノキはおもに木曽谷から伊勢湾を経て宮川河口の大湊に集められ、内宮に用いるヒノキを五十鈴川へ、外宮に用いるヒノキは宮川へ回すことになっていたが、増水でヒノキを流されることがあったという。1878年(明治11年)以降、宮川に橋が架けられるようになったが、増水で度々流された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宮川ダム (三重県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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